市民版環境白書グリーン・ウォッチ2026を発行しました(2026年6月)

市民版環境白書グリーン・ウォッチ2026を発行しました

グリーン連合は、2016 年の設⽴以来、『グリーン・ウォッチ』を発⾏しています。市⺠の視点から⽇本の環境政策と社会の現状を⾒つめ直す「市⺠版環境⽩書」と位置づけ、政策の進捗や課題を検証するとともに、地域や現場で取り組む⼈々の実践を取り上げ、持続可能な社会への道筋を⽰しています。

幹事を中⼼に編集委員会を組織し、会員団体メンバーを中⼼に執筆 ・編集を⾏い、気候変動・エネルギー問題、原発問題、化学物質問題、⽣物多様性など主要な環境問題を解説、関連政策をレビューしています。

今回の2026 年版では、第4 章を特集として「再エネ・省エネをめぐる現状と課題:まっとうな脱炭素実現に向けて」を取り上げます。近年、アメリカによるイラン攻撃に端を発するエネルギー危機により、化⽯燃料への依存のリスクが改めて浮き彫りになりました。こうした国際情勢の変化は、⽇本のエネルギー政策や脱炭素の進め⽅にも⼤きな影響を与えています。

その⼀⽅で、太陽光発電設備のリサイクル制度の議論や、⼤規模な再⽣可能エネルギー開発に対する地域の懸念など、国内においても課題は⼭積しています。また、再エネや気候政策に関する誤情報・フェイクニュースの拡散も、市⺠の理解を難しくしています。

本特集では、こうした国内外の状況を踏まえ、再エネ・省エネの「現在地」を多⾯的に検証します。具体的には、情報の⾒極め⽅、地域にとって望ましい再エネのあり⽅、⾃治体や企業など需要側の取り組みの重要性、さらには断熱をはじめとした省エネの実践と政策課題などを取り上げます。さらに、地域に利益をもたらす再エネのあり⽅や、市⺠参加による取り組みの広がりにも着⽬し、まっとうな脱炭素社会の実現に向けた具体的な⽅向性を提⽰します。

『グリーン・ウォッチ』が、環境をめぐる現状を正確に把握し、議論を深め、⾏動の⼀歩を踏み出すためのきっかけになれば幸いです。

2026 年6 ⽉24 ⽇
グリーン・ウォッチ2025 編集委員会

目次
はじめに
第1 章 脱炭素社会実現に向けた最新動向
第1 節 気候危機の現状と課題
(コラム)電力システム改革に影響を受ける日々の暮らしとエネルギー
第2 節 脱炭素化に向けた再生可能エネルギーの取り組み
第2 章 東京電力福島第一原発事故処理と原子力政策の現状と課題
第3 章 化学物質による環境汚染の現状と課題
(後ほど追加)
第4 章 再エネ・省エネをめぐる現状と課題:
まっとうな脱炭素実現に向けて
第1 節 脱炭素や再エネ・省エネをめぐるフェイクニュースに
惑わされないために市民はどう備えるか?
第2 節 地域にとって望ましい再エネの現在地
第3 節 地方公共団体や中堅・中小企業の需要家としての
脱炭素化実現に向けた取り組み
(コラム)バイオマス発電の課題
~日本の気候変動対策を真の脱炭素につなげるために
(コラム)営農型太陽光発電への取り組みの課題
第4 節 学校の断熱から始める脱炭素のまちづくり
~日本に必要な省エネ政策と市民ができること
グリーン連合の活動
勉強会報告
活動記録
会員名簿