共同声明:Fridays For Future
気候危機に対する日本の若者の運動を支持します
〜9月国連サミット前グローバル気候マーチに向けて〜
2018年スウェーデンの女子生徒グレタ・トゥーンベリさんが、「気候変動は人類の生存に対する何よりも重大な脅威であると言い続けていながら、皆これまでと変わらない生活をしているのは理解できません。温室効果ガスの排出を止めなければならないなら止めるべき」と、たった一人で始めたスクール・ストライキは、世界各国の若者の共感を呼びました。このFridays for Future等の運動は今年に入りヨーロッパ、そして全世界へと大きな広がりを見せ、既に2,350の都市で180万人を超える規模にまで成長。日本でも若者によるいくつかのマーチが東京、大阪、京都、名古屋にて開催されています。5月に行われた東京でのマーチには総勢250人が参加しました。
各国の政府、企業のリーダーの気候危機に対する対応は、既に起きている被害の解決はもとより、将来的に不可逆的打撃を避けることにおいても、速さ、規模において、依然として不十分なままとなっています。そこで、グレタさんを始めとするFridays For Future等に関わる若者たちは、運動をより大きくするために、大人たちへの参加を呼びかけました。これにより、9月23日にニューヨークで行われる国連気候サミットの前後を気候ウィークとし、その初日である9月20日*に、若者と大人による、Global Climate Strike (グローバル気候マーチ) が予定されています。
私たち団体は、この若者たちが主導するFridays for Future等の活動、そして9月の「グローバル気候マーチ」を全面的に支持するとともに、大人世代の責務として将来世代に持続可能な地球環境を残すために、彼らと共に訴え行動することをここに宣言致します。
グローバル気候マーチの詳細は、(https://ja.globalclimatestrike.net/)に随時アップ致しますのでご覧ください。なお、本アクションには世界の諸団体からも多数の賛同が寄せられています(https://globalclimatestrike.net/partners/)。
*開催日は国によって若干の違いがあります。
<以下賛同団体(50音訓順)>
特定非営利活動法人 A SEED JAPAN
公益社団法人 アムネスティ・インターナショナル日本
eシフト | 脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会
国際環境NGO FoE Japan
認定NPO法人 気候ネットワーク
CAN-Japan
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
グリーン連合
国際環境NGO 350.org Japan
公益財団法人 自然エネルギー財団
認定NPO法人 地球環境市民会議(CASA)