【開催案内(2/20)】棚田の今と未来を考える発表交流会

棚田の今と未来を考える発表交流会 ~担い手を育てるために、今私たちにできること~

日本各地には山から流れ出す水を蓄え、ダムの代わりを果たしながら稲を育て日本の国土を守り命を育んできた棚田(千枚田)があります。急峻な山脈に棚のように、また、山の斜面や丘陵地に段々と折り重なり、その曲線美を見せる四季折々の棚田の風景の美しさは、はるか太古の昔から日本農業の原点として日本人の心に潤いとやすらぎを与えてきました。
 そして、治水機能による地滑り防止作用、生態系保全、食の生産地などの多くの価値を有し、昔から農家により守られてきた環境や生態系をはぐくむ宝庫であり、二酸化炭素も固定し、カーボンニュートラルに貢献する場であることからも注目されています。
 一方で、食料自給率が40%と非常に低い中、過疎化・少子高齢化・労働力、担い手不足・赤字の経営・鳥獣被害等により棚田が放棄され、全国の棚田の40%近くが失われている現状です。今回の交流会ではその棚田の素晴らしさを感じるとともに、環境活動をより活性化するための担い手を育てるために、今私たちにできること、その根底にある政策の課題について話しあいます。

日時: 2022年2月20日(日)13:00~16:00
会場:オンライン(Zoom) 【後日視聴可能】
参加費:無料
主催:グリーン連合
当日の流れ(予定):
13:00 開会挨拶
13:10 基調講演・話題提供:
安井一臣「リスク共生時代における棚田の社会的価値とその継承に関わる課題」
13:50 先進団体の活動・課題・政策紹介:
永菅裕一(NPO法人棚田LOVER’s理事長)
杉山 行男(NPO法人棚田ネットワーク副代表理事)
鈴木一記(久留女木竜宮小僧の会事務局)
14:50 意見交換・交流会
15:20 全体で感想共有(予定)
           終了挨拶~グリーン連合
16:00 閉会
終了後残れる方で振り返り交流会30分程度
 
【プロフィール】
安井一臣:
1942(昭17)年、長崎県大村市生まれ。子ども時代の遊び場は棚田・里山。佐賀大学農学部卒業後バイエルクロップサイエンス(株)で稲作用農薬の研究・開発に従事。専門は農薬学、作物栽培学。前棚田学会副会長兼研究委員長。各地(日本、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど)の棚田巡りを楽しむ傍ら、棚田の多面的機能の重要性につき発信中。水田環境鑑定士(米・食味鑑定士協会)、「田んぼの学校」指導員(地域環境資源センター)。
 
永菅裕一:
高校時代、環境問題に関心を持ち、姫路工業大学環境人間学部、
兵庫県立大学大学院環境人間学研究科卒業。
環境と人間に関して分野の枠を越えて、総合的に学び、
そして、環境教育が環境問題に重要な役割を果たすと気付き、研究を行う
その中で棚田と出会い、環境教育と棚田のつながりを強く感じる。
そして、地域の方々から、棚田が失われていることを伺い、
2007年5月に棚田LOVER’sを仲間と結成。
生物・食・農の大切さを伝え、棚田を未来の子どもたちにつないでいくために、
そして、大学や商店街での棚田PR活動、米や自然体験系の企画を年60回程度行い、
140団体と連携し、メディアにも165回以上掲載される。
人と人やニーズとニーズ、違う分野と分野をつなぐことに喜びを感じ、
人の想いやニーズを理解し、本当に喜んでいただくことを実践し、人の幸せを広げ、繋げている。
本当に食べて涙が出るぐらいの感動できる体験・米・野菜の栽培を実践している。
そして、多くの人々においしい!また食べたい!
畑や田んぼ、棚田にいきたい!ありがとう!喜んで頂いている。
観察力を高め、一つ一つの作業を丁寧にしている。
将来的には、地域の棚田米や野菜などを使い、地域にとけこんだカフェ、民宿
棚田サミットを兵庫県で開催、世界サミット開催、1000枚の棚田を保全することを目指す。
2021年に2014年に購入した古民家を民宿としてオープンし、県外からも多数宿泊に来ていただいている。
 
杉山 行男:
略歴:1950年、青森県八戸市生まれ
元農用地整備公団職員 棚田学会会員、農業農村工学会会員
岐阜県恵那市坂折棚田のほ場整備を担当の際、中島峰広先生と出会い棚田の多様な活用について教えていただく。坂折棚田オーナーとして棚田を楽しみ、棚田ネットワークでは鴨川市川代棚田の体験プログラムを担当。趣味市民マラソン(フルマラソン91回完走、100回を目指す。)
 
鈴木一記:
1965年、浜松市生まれ。1995年、久留女木の棚田に出会い写真を撮り始める。
地元農家の勧めで2000年からお米作りを始める。2010年、写真集「井の国棚田と伝承の里」を出版。2015年「久留女木竜宮小僧の会」を発足。2016年、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に撮影協力。同年、高齢化・過疎化の進む小さな棚田を活用し、棚田の根本的な問題解決に挑戦する意味で、「おいしいお米づくり研究会」と1年通したお米づくりを学ぶ「久留女木棚田塾」を発足。
土壌分析や食味分析を基に地元農家と外部耕作者が共においしいお米作りを目指す。
耕作会員、棚田塾生、サポーターなど関わり方によるルール作りも行う。